日本の改革

日本の改革に関するブログです。あるべき改革や政策等について考えていきます。

東京23区議会の最新勢力分布:自民は微減、立民は二ケタ増、都民Fが倍増、維新も増、公明、共産は二ケタ減。

今日の要点

統一地方選後半、東京都23区議会の選挙後の、党派別の議席数を一覧にしてみました。23区全体で、自民が4議席減らし、公明が14議席、共産が13議席減らしました。立民が23議席増、国民が4議席減です。都民ファーストは11議席増・維新も4議席増です(以上は、昨年7月時点との比較です)。

・自民も弱っていますが、これまで反自民の受け皿だった公明や共産も弱っており、都民の価値観の多様化を反映した選挙結果です。改革派による糾合が望まれます。

23区議会議員の選挙結果

2019年4月21日の、23区議会議員の選挙を反映した党派ごとの議席数は以下のようになります。

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出所:各区選挙管理委員会ウェブサイト、特別区協議会ウェブサイト

(以下のように集計。間違いがあったらご指摘いただければ幸いです<(_ _)>

定員と現員数は、一昨日のブログで引用した特別区協議会のウェブサイトのものです。

11.選挙・議会|公益財団法人特別区協議会

東京都23区議会、自民が単独過半数の議会は1議会のみ、自民が3分の1以下は14議会、自公で過半数割れは5議会。どの党派もチャンスのある議会。 - 日本の改革

前回の表は、昨年7月の時点のものだったので、その後の情報が反映されていませんでした。特に、葛飾区の議会選挙の前だったので、今回はそれも反映しました。したがって、議席数等の変化も、今回の統一地方選に、昨年の葛飾区議会選挙の結果を加えたものになっています。あまり大きな違いにはなりませんが。)

結果を簡単にまとめると、自民が4議席減らし、公明が14議席、共産が13議席減らしました。旧民主系は、立民が23議席増やし、国民が4議席減らしています。都民ファーストは11議席増で、維新も4議席増です(以上は、昨年7月の時点との比較です)。

都議会第一党で知事与党の都民ファーストは、候補者をしぼったため、何とか結果を出しました。公認候補28人、推薦候補1人中、24人が当選で、現職12人は全員が当選しました。23区では19人が当選です。

www3.nhk.or.jp

以前の葛飾区議選、練馬区補選では本当に勝てず、心配しましたが、その反省に立って、かなり候補者を少なくしました。朝日新聞等には、少なくし過ぎだと叩かれましたし、結果を見れば、もっと立てられたかもしれない区もあります。ただ、それも結果論なので、まずここからで良いかと思います。一昨年の衆院選での大きなマイナスイメージから、ようやく立ち直って、これから来年の知事選に向けて、頑張ってほしいところです。

維新も4議席増やしました。このところ、日本維新の会の支持率が上がっていますし、何より、候補者の皆さんの地道な努力の結果でしょう。当選した新人の方には、弁護士等、優秀な方もいるようで、こちらも期待したいところです。

自民は、都心では微減かやや増えて、その分、他の区で大きく減らしたようです。特に、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、荒川区では、2~3議席ずつ減らしています。

立民はかなり伸びています。国政では支持率が下がり続けていますが、23区ではまだある程度の勢いがありそうです。

都民の価値観の多様化を反映して、既存政党が弱体化。改革派にはチャンス。

私が注目したのは、公明、共産の議席二ケタ減です。どちらの政党も、組織が固い、安定した印象がありますが、23区について言えば、もうそんな時代ではないのでしょう。一方、NHKから国民を守る党が躍進しています。

www.j-cast.com

NHKの受信料制度など全くおかしなものですし、そうした点を突いたシングルイシューの政党が一定の理解を得るのは理解できます。関東、関西の大都市圏で、世間が予想したよりはるかに伸びているのは、やはり都市部では、既存政党に魅力を感じない人が多くなっているからでしょう。これまで、都市部で反自民の受け皿だった、公明、共産が落ち目になり、立民は増えたとは言え吸収し切れず、第三極的な都民ファースト、維新、あとはシングルイシュー政党や、各地のブティック的小グループに分散しています。今回は「無所属等」で一くくりにしたカテゴリーの議席も、二ケタ増です。

逆に言えば四分五裂とも言えるので、各議会で自民に対抗するために、都民ファースト等がなんとか改革勢力を糾合してほしいところです。何より、区長選をとらなければいけません。

区長選については、今回の選挙では現職が全員当選です。しかし、これまで現職が絶対有利と思われてきましたが、昨年の中野区長選で多選の田中区長が敗れ、「現職に勝てない」というのは神話にすぎないと分かりました。また、公明党がついた方が必ず勝つとも言われてきました。確かに、北区の区長選では、公明がついた現職が勝ちましたが、新人候補は予想以上の大健闘をしました。23区議会で公明は減っており、おそらく組織の地力は落ちています。今後、改革派の政党・政治家が、現職神話、公明神話を打ち破って区長選も取り、区議会も取ってほしいものです。