日本の改革

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立憲民主党の原発ゼロは大嘘に。原発銀座の福井県で現職を支持。連合福井と旧社会党の地元県議の言いなりか。

今日の要点

立憲民主党が他党との連携を拒否する独自路線。しかし、福島県知事選では、原発推進の現職を支持しています。国政で掲げる原発ゼロを原発立地の地方政治では守らない姿勢で、国民に大嘘をついています。

立憲民主党福井県議候補は、旧民主党(旧社会党)の県議の息子で、自治労。連合福井も現職支持です。つまり、立民は原発銀座の福井県でしがらみに縛られています。これでは、原発ゼロと言っても全く説得力がありません。

立憲民主党、国政では単独主義でも、原末銀座の福井県の知事選で現職を支持する野合・相乗り。

立憲民主党が、単独主義を強めています。参院選で、他の野党とはほぼ連携せず、他党との票の食い合いも辞さずに候補を出し、他党からの引き抜きにも積極的です。「政権構想委員会」設置も活動方針に盛り込み、党単独で政権獲得を目指すと言います。

政党としての理念にこだわるなら、このやり方もありでしょう。代表の枝野幸男氏は、こう言っています。

「『野党再編』は嫌いなんですね、国民は。『自民党に代わりうる政権担当能力のある政党』って、何か言っているようで何も言っていない。自民党と何が違うのかを言わないと永田町のゲームにしか見えない」

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国民は「野党再編」が嫌い、というのは一面の真理でしょう。自民党と違うことを言わないと自民党を倒せないのも、当たり前のことですし、理念にこだわるのは大事です。では、立憲民主党は、自分達の理念をちゃんと守って筋の通った行動をしているでしょうか。

立憲民主党の主張する「自民党と違う何か」のうち、特に重要な目玉政策は、やはり「原発ゼロ」でしょう。これは、電機連合等に支持される国民民主党にも言えないことだ、とも言われてきました。

しかし、立憲民主党県連は、福井県知事選で、原発政策を進めてきた現職知事を支持しています。全くの言行不一致で、これでは、「立憲民主党原発ゼロは大嘘」と言われても仕方ありません。仮に政権をとったところで、福井県民に原発ゼロと言えないことになります。

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確かに、地方の首長選で相乗りなど全国で行われていますが、福井県知事選での立民の対応は、この党が原発ゼロを掲げて地方政治で戦うつもりは全くないことを示しています。国政で掲げている原発ゼロは原発立地では例外ということであり、国民をバカにした話です。

福井県知事現職の西川一誠氏が、能力的に劣っているわけではありません。自治省官僚出身だけあって、手堅く県政を進めてきました。実績は、健全財政堅持と行政サービス向上の両立と評価されています。県債残高を知事就任時から約2000億円減らし、利払いの抑制などで生まれたお金を医療・福祉や子育て、教育の充実などに充てて、「幸福度日本一」を達成した、とのことです。ただ、既に4選でもあり、今回は自民党本部が対抗馬を立てる分裂選挙で、危機感を持っているようですが。

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ただ、原発政策については当然「現実路線」。福井県政での問題点の一つは、原発の使用済み核燃料をどうするかです。福井県はこれまで、原発立地自治体として発電は担うものの、使用済み燃料や廃棄物は電力会社や政府の責務として県外で処理するよう求めてきました。高浜原発が4基全て稼働すれば(現在は2基のみ)、構内で使用済み燃料を保管するプールの空きスペースは6年程度でなくなるという見通しで、差し迫った問題です。

関電の岩根茂樹社長は、去年の末までに県外の候補地を示すという約束を福井県としていました。しかし、結局これを果たせず、昨年暮れに「県民の皆様におわびする」と謝罪しました。

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ところが、西川知事は、これを全く問題視していません。昨年12月28日の定例会見で、「(計画地点の)方向が出ればベストだったが、(2020年に立地地点確定という)物事が遅れているわけではない」と述べて、原発停止などの罰則を与える必要はないとしました。

関電と県の約束は、大飯原発3、4号機の再稼働に県が同意する際の事実上の条件だったと目されており、西川知事が不問に付したことにつき、原発再稼働ありきの約束だったのでは、と、地元の福井新聞が批判しています。原発ゼロを掲げる立憲民主党は、こういう知事を相乗りで支持しています。

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現職支持は、旧民主党(旧社会党)県議の言いなりか。「原発ゼロ」に説得力なし。

立憲民主党は、なぜ現職相乗りにしたのでしょうか。おそらくは、連合福井と地元県議の意向の言いなりで決めたのでしょう。

立憲民主党福井県連代表は、福井県議の野田富久氏です。野田氏は、一昨年の衆院選の際、希望の党からの出馬を希望して落とされ、今度は立憲民主党から出ようとしたものの、分裂選挙を嫌った連合福井の意向のため、断念しました。

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この経緯を見ても、立憲の福井県連代表の野田氏は、連合福井には頭が上がらないことが分かります。ご本人のプロフィールを見ると、福井市議時代に社会党福井県連本部の書記長、その後、福井県議になって民主党県連幹事長を務めています。

プロフィール | 野田富久 福井県議会議員 公式サイト

そして、野田氏の息子が、今回の統一地方選で、立憲民主党の県議候補として出馬します。当選すれば、野党の世襲ですね。

 息子さんは福井市役所職員出身で、自治労の役員でした。

【単組からの発信】福井市職労が「くみあいホームページ」を開設! | 活動報告 | 自治労福井県本部

ちなみに福井県議会は、定数37名のうち、10名が無投票当選になるような、定数多すぎの既得権者集団です。

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立憲民主党は、こういう古い体質の県連代表が知事選で相乗りすると言えば、その言いなりになっています。連合福井も支持しており、その意向にも逆らえない政党です。こんなことで、原発ゼロという大改革を実現できるはずがありません。立民の言う原発ゼロは、残念ながら全く信用できません。