日本の改革

日本の改革に関するブログです。あるべき改革や政策等について考えていきます。

自民党は、来年の都知事選で独自候補を立てても、小池知事に絶対に勝てない。それでも戦うべきです!

今日の要点

・一昨日、昨日の産経・FNNの合同世論調査で、小池知事の支持率は43.5%、不支持率は36.2%でした。また、自民党支持層でさえ、支持が不支持を僅かに上回っています。

築地市場跡地の再開発でメディアに叩かれ、都議会の醜態が報道されても、この支持率。自民党は、来年の都知事選で独自候補を立てても、小池知事に絶対に勝てません。それでも、都民に選択肢を示すため、きちんと独自候補を立てて、戦うべきです。

産経・FNNの世論調査:小池知事の「支持率」

先週末には、産経・FNN、朝日、毎日の世論調査が行われました(以下、カッコ内は前月比での増減です)。 

産経・FNNでは、安倍内閣の支持率は42.7%(-1.2%)、不支持率は42.8%(-0.1%)、自民党支持率は34.0%(-1.2%)でした。

www.sankei.com

要するに、安倍内閣の支持率はほぼ横ばい、自民の支持率が微減、というところです。個々の政策についての調査結果は色々と興味深いものの、国政全体について言えば、世論はそれほど動いていません。朝日、毎日も、ほとんど同じ結果です。

今回の調査では、統一地方選をにらんでか、産経・FNNが、地方の選挙や首長についての調査も行っていて、注目はむしろそちらの方だと思います。

産経・FNNの調査は、全国の18歳以上の男女1000人が対象なのですが、小池都知事の支持率を聞いています。

結果は、支持が43.5%、不支持が36.2%でした。

昨年5月のJX通信の調査では、東京都内での調査で、支持が50.7%、不支持が39.9%ですから、それには及びませんが、産経・FNNの調査が東京都以外の地域でも聞いてみた結果だということを考えれば、相当に高い支持率です。

news.yahoo.co.jp

もちろん、東京都だけ極端に知事の支持率が低いということも可能性としては考えられますが、恐らくそれはないでしょう。一昨日の台東区議選では、都民ファーストの候補2人が当選しているからです。

s.mxtv.jp

基礎自治体の選挙では、所属政党よりも地上戦での地道な活動が勝敗を決めるので、この結果だけで、小池知事や都民ファースト自体への支持が高いとは言えません。それでも、都民ファーストの看板で地道に頑張った候補が落選するような逆風はない、とは言えるでしょう。全国の調査結果に比べて、特別に小池知事の支持率が低いということはないはずです。

産経・FNNの調査では、小池知事の支持率につき、自民党支持層に限って聞いた調査もしています。これも全国の調査ながら、自民党支持者の40.0%が支持、39.4%が不支持でした。自民党支持層を真っ二つに割っています。

www.msn.com

支持政党ごとの小池知事の支持率については、昨年1月にJX通信が、東京都内で調査しています。結果は、無党派の半分強や自民党支持層の約4割が小池氏を支持していました。産経・FNNの調査とほとんど同じです。昨年1月と言えば、一昨年の衆院選での支持率急落からようやく45.8%に戻したところでしたが、そんな中、自民支持層の4割は小池知事を支持していました。

当時、この結果をもとに、JX通信代表取締役の米重克洋氏は、こうまとめています。

こうした状況下で仮に2020年の都知事選に小池氏が改めて立候補した場合には、自民党などが対立候補を擁立しても、小池氏より「高い知名度」と「薄い党派色」を両立できなければ当選可能性は低い。そうした候補者を探すことがいかに難しいかは、過去数度の都知事交代で自民党自身が最もよく学習している点だろう。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20180123-00080794/

米重氏は昨日、産経・FNNの調査につき、やはり自民には厳しい結果だとしています。

 築地市場問題や都議会の醜態があっても、この支持率。自民党都知事選で小池知事に絶対勝てない。それでも候補を立てるべき!

このところ、小池知事と都民ファーストは、メディアにさんざん叩かれていました。築地市場跡地の再開発計画で、都の方針が変わったと、自民・共産等が批判し、これに乗って、メディアも知事を批判していました。また、この問題をめぐって、都議会の運営での混乱や、ついには暴力沙汰の醜態まで起きていました。支持率には確実にマイナスです。

news.tv-asahi.co.jp

それにも関わらず、全国調査で支持が43.5%、不支持が36.2%でした。小池知事の支持は相当に底堅いし、相変わらず、自民党支持層も4割程度は食っています。おそらく無党派層も、昨年1月の5割より減ったとしても、4割程度の支持は残っているでしょう。東京は超巨大無党派都市なので、小池知事には有利な形です。逆に、自民党は、自分達の支持層を4割食われた状態で戦うことになります。

そのうえ、これから、来年のオリパラ大会が近づくほど、現職としてアピールの機会は増えるし、官邸も表立って小池知事をイジメるのは、やりにくくなります。

以上より、あえて断言しますが、自民党は来年の都知事選で独自候補を立てても、小池都知事には絶対に勝てません。

では、自民党は、特に自民党都連は、戦い自体を放棄して、小池知事支持ないし自主投票とするべきでしょうか?

私は、そうは思いません。負けると分かっている戦いでも、必ず候補を立てるべきです。なぜなら、都民の選択肢を奪うべきではないからです。

産経・FNNの調査では、自民党支持層に、対抗馬を立てるべきかについても聞いています。結果は、53.8%が擁立すべきだと「思う」、24.4%が「思わない」でした。産経新聞は、この結果について、

過半数が独自候補の擁立を求めていることを踏まえると、小池氏への支持は、勝算が持てる対抗馬不在を背景にした「消極的支持」ともいえそうだ」

としています。この見方が正しいとしましょう。すると、自民党を支持している人達は、「勝算が持てる対抗馬」がいなくても、つまり、たとえ勝てなくても、それでも自民党に候補を立ててほしい、と考えていることになります。負けると分かっていても、選挙戦を通じて、現職の問題点をきちんと批判してほしい、ということもあるでしょう。また、負けても票差によっては、行政も与党もそれなりの配慮が必要になる場合もあります。自民党は、都知事選に候補者を擁立してほしいという、過半数の支持者の声に真摯に応えるべきです。

そして、以前ブログにも書いた通り、国政でも地方政治でも、与野党相乗りやオール与党というのが、およそ最悪の形です。有権者から、政策や人を選ぶ余地を奪ってしまうからです。

自民党は都知事選に候補者を出すべきです。小池知事は、自民候補を倒して、改革を更に進めて下さい! - 日本の改革

政治家はその方が楽です。選挙も避けられるし、議会等でも厳しい対立はせずに、なあなあで足して二で割る調整でもやっていれば良いだけですから。しかし、それは有権者にとっては最悪の政治です。それでは、有権者が抱えている問題が顕在化しないし、一方的に有権者に負担を押し付けることも可能になってしまいます。

自民党は、たとえ負けると分かっていても、国政での政権与党の矜持を持って、来年の都知事選で素晴らしい候補を立てることで支持者の声に応え、都民全体に都政の選択肢を示すべきです。