日本の改革

日本の改革に関するブログです。あるべき改革や政策等について考えていきます。

自民党は都知事選に候補者を出すべきです。小池知事は、自民候補を倒して、改革を更に進めて下さい!

今日の要点

自民党の二階幹事長、小池知事が都知事選に再出馬すれば、自民党は全面協力すべきと発言。自民党の支援を受けて選挙に勝ったら、改革がやりにくくなります。

・国政でも都政でも、有権者は、二大政党が結託しないように声を上げるべきです。自民党都知事選に候補者を出すべきです。小池知事は、自民候補を倒して、東京大改革を更に進めて下さい。

自民党の「全面協力」を受けたら、改革の切っ先が鈍る

自民党の二階幹事長が、小池知事が知事選に再出馬したら、「全面的に協力する」と発言しました。

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翌日にも、更に小池支持を重ねて表明しました。

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二階氏の発言には、三つの面があります。

第一は、選挙のプロとしての冷徹な勝敗分析です。昨年5月のJX通信による都内世論調査によれば、小池知事支持率は50.7%でした。目玉政策の受動喫煙防止条例(案の段階)は、賛成75.8%でした。

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JX通信の米重代表は、ツイッターで、支持率が高いうえ、自民支持層と無党派層からも一定の支持があると言っています。米重氏は、築地市場について最近受けている批判も決定打にならない、と読んでいます。

 こうした数字・分析を踏まえると、二階氏の以下の発言は、説得力を持ちます。

「勝つ自民党の公認候補というのはどんな人がいますか。今、活動してなきゃだめですよ」

「当選後、しっかり活躍している。都民も全体的にみて、サポートしている」

自民党がとびきり良い候補を今、持っているなら別だ。そうでもない時に、東京都民が、しっかり都政の推進に協力的に取り組んでいる時に、我々も従うのが当たり前じゃないか」

「今の知事に勝てる候補者を出しますか。自民党が候補者を立てて、党を挙げて大騒ぎしても勝てますか」

勝てないでしょう。だったら勝ち馬に乗ろう、というのが二階発言の第一の面です。

二階発言の第二の面は、官邸への牽制です。

二階氏は東京都の小池知事に協力すると言いつつ、大阪府・市のダブル選挙を企てる大坂維新の松井知事・吉村市長には、「いささか思い上がっているのではないか」、「途中で職責を放る党利党略」と痛罵しています。

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官邸が目の敵にする小池知事には「全面協力」、官邸と良好な関係の松井知事らには「思い上がっている」。一方、二階氏は先に、「安倍四選」について言及したり、逆に、「安倍の次は菅」とか言ったりしているようです。もともと、安倍三選を真っ先に言い出して流れを作ったのも二階氏でした。

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ということは、今回の小池都知事に協力するという発言も、あくまで官邸への牽制でしょう。「あんたらの政権は支えてやるけど選挙は俺の言うことを聞けよ」という、安倍・菅へのメッセージに見えます。

二階発言の第三の面は、小池知事の抱き込みです。

これも、JX通信の米重氏が冷静に先を読んでいます。都知事選に対抗馬を立てて負ければ翌年の都議選はまた不利になるけど、対抗馬立てずに相乗りすれば、小池知事は改革の旗印を失って都議選は低投票率、自民が確実に勝てる。都議会をおさえれば、あとは歴代知事と同じようにコントロールできる、というわけです。

 この最後の面が極めて重要です。

小池知事が自民党の「全面協力」を得て選挙に勝ったら、後の都政で、自民党に配慮・忖度する必要が生じます。要は、改革が極めてやりにくくなります。不可能とは言いません。自民党内の派閥争いの範疇では、やれることはあるでしょう。しかし、自民党が全体として反対する政策については実現が難しくなるでしょう。

二大政党の結託は、国民・住民にとって最悪の結果。自民党都知事選に候補を立て、小池知事はこれを破って、東京大改革の実現を!

何より、小池知事が自民党の支援を受けて、自民党が都政で与党化すると、結局は、相乗り都政になってしまいます。すると、政党間の緊張や競争がなくなり、都民の選択の余地がなくなり、有権者には諦めと冷笑が広がり、都政に熱心なのは一部の既得権者だけになってしまいます。要するに今までの都政と同じことになるおそれがあります。国政の例で言えば、自民党民主党公明党が結託すると、使い道をまともに決めずに消費税率を倍増させてしまいました。全国の地方自治体ではびこる相乗りは、同様の危険をはらんでいます。

もちろん、政治には一定の妥協も必要なので、自民党の幹事長が支持するというものを政治的に利用しない手はありません。というより、最初から小池知事が仕掛けたという側面もあるでしょうし、わざわざ二階発言を全否定する必要もありません。

都民ファーストが出したコメントは、二階発言を良いとも悪いとも言わずに、都政を評価したものだろう、とだけ言っています。一方、都議会自民党とは戦って改革を進める、としています。私はこの姿勢を支持します。

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以上のような理由から、私は自民党に要望します。

都知事選には、是非、候補を出して下さい。丸川珠代氏でも、鈴木大地氏でも、谷垣禎一氏でも、どなたでも結構。自民党都連は、二階氏が言っていることが個人的な発言にすぎないし勝てる候補がいるというなら、是非、国政与党・自民党の組織としての責任で、小池氏以上に改革を進められる素晴らしい都知事候補を出していただきたい。私はいずれにせよ勝てないと思いますが、都連はそういう認識ではないようなので、是非頑張ってください。

そして、小池知事は、自民候補を都知事選で再び破ることにより、民主的正当性という一層の力を新たに得て、これまで以上に東京大改革を進めていただきたいと思います。